演奏の紹介


上大井祭囃子は大きく2つで構成されます。

・道囃子

渡御に奏する道行の囃子として、宮出し~宮入まで花車(山車)を引き廻す際に囃されます。

・段物

奉納太鼓、御祝儀囃子として囃されます。

「昇殿(しょうでん)」「神田丸(かんだまる)」「鎌倉(かまくら)」「四丁目(しちょうめ)」で構成されています。

~御囃子の視聴~

Update!

 大井町文化祭 2022年最新(動画mp4、379MB)

 大井町文化祭 2019年(動画mp4 205MB) 

 町制60周年記念での収録(音楽mp3 26MB) 

和楽器の紹介


上大井祭囃子では、以下の和楽器を用いてお囃子を奏でます。

 

・締太鼓(しめだいこ)

  小太鼓です。四丁掛と二丁掛があります。

・大胴(おおどう)

 センターに立つ大太鼓です。

・篠笛(しのぶえ)

 篠竹(女竹)の笛です。極太の特注品。

・摺鉦(すりがね)

  金属製の掌サイズの鐘です。

 


締太鼓(四丁掛)

お囃子の主役です。

金輪に張って縫い上げた牛の皮を木材をくりぬいた胴で挟み、ボルトで締めるところから締太鼓と呼ばれます。

締太鼓(二丁掛)

胴が薄くなり、四丁掛よりも甲高くなります。強く華やかで突き抜けるような高音でリードすることから、当保存会では主に「座り台座」で最前面に並びます。山車に載るのもこちらです。

大胴

一本の木をくりぬいた胴に鋲を用いて皮が留められている鋲打太鼓です。お囃子の中心として技術力と表現力、さらに一人で演奏を担当するので持久力が求められます。


篠笛

篠竹(女竹)から作られた、お囃子にメロディを加える伝統的な横笛です。七穴の古典調ですが、古くから地元の職人によって作られてきた極太(唄口付近で直径27~29㎜以上)品で、既成の市販品がありません。当保存会内で製作しております。

※他の御囃子用も製作します。お問い合わせはこちらからお願いします。

摺鉦

当たり鉦(あたりがね)とも呼ばれる、直径20㎝程度の皿のような金属製の打楽器です。先端に鹿の角が取り付けられた棒(撞木《しゅもく》)で内側から淵を叩くことで奏でます。